レシピの計量法について
普通、料理本を開くと、日本でも韓国でも大さじ(15cc)、小さじ(5cc)で調味料の量が表記されているのが一般的です。韓国家庭では必須の食事用スプーン1本で調味料の計量を統一し、これが「新鮮」「簡単」「斬新」と評価されました。
日々の料理を、料理用道具がなくても充分可能という新しい計量法は、多くの料理本著者にも採用されるようになりました。
誕生背景
外国の洋食器には、テーブルスポーンとティースポーンが含まれており、これが日本や韓国にも伝わりました。しかし、日本では箸を主に使用する文化があり、韓国では食事用スプーンの誤表記が見られたりしたため、正確な計量が難しい状況でした。
そこで、2003年からはどこでも使われているスプーンを用いた計量方法が提案され、ブログでの紹介が始まりました。
韓国式計量法
大人用ごはんスプーンでの計量、紙コップでの計量、手での計量という3つの方法があります。料理の際には、これらの方法を使って、より簡単に材料を計量することができます。
例えば、コチュジャン(1)は軽くすくって、若干膨らんだくらいの量を指し、砂糖(1)はスプーンで軽くすくって、左右に軽く振ってちょっと平らな状態の量を表します。
例) コチュジャン(1)
例) おろしニンニク(0.5)
例) 砂糖(1)
例) しょうが粉(0.3)
例) サラダ油(1)
例)水あめ(0.5)
また、紙コップ1カップは200ml、手での計量では1掴みは片手で材料を軽く一握りした時の量を意味します。
例) 紙コップ1
例) 1掴み